一方通行 1
雄「今日は俺が繋ぎたいの。」
早く出せよ、と言うと柔らかく笑った。
・
「何で?」
繋ぎたい理由なんてないでしょ
雄「理由なんているか?昔からしたいことは、何でもして来ただろ。」
そう言うと、後ろの隠してた私の手を取り
固く握った。
・
・
それは子供の頃の話
イタズラや、怖いことへの挑戦は、何でも一緒にやってきた
でももう、私たちは
子供じゃない
やりたいからする
望むから求める
それが簡単には許されない
・
・
そう分かってるのに
子供の様に、雄希の心を求める私は
いつまでも成長していないのだと実感する
・
・
・
雄「本当にお前に彼氏が出来たら、こうやってもう歩けないだろうし。今のうちにな。」
私の抱えてる想いなど知る由もなく
子供の頃の様に
あどけなく笑う雄希。
・
・
雄希にとっては、妹のような幼馴染に見えて
その時間を大切にしてるつもりでも
私にとっては、何よりも辛い
・
・
幼馴染なんて枠で
特別扱いされて
期待持たせて
思わせぶりな事しといて
・
・
結局
私が想われることはないのだから
早く出せよ、と言うと柔らかく笑った。
・
「何で?」
繋ぎたい理由なんてないでしょ
雄「理由なんているか?昔からしたいことは、何でもして来ただろ。」
そう言うと、後ろの隠してた私の手を取り
固く握った。
・
・
それは子供の頃の話
イタズラや、怖いことへの挑戦は、何でも一緒にやってきた
でももう、私たちは
子供じゃない
やりたいからする
望むから求める
それが簡単には許されない
・
・
そう分かってるのに
子供の様に、雄希の心を求める私は
いつまでも成長していないのだと実感する
・
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雄「本当にお前に彼氏が出来たら、こうやってもう歩けないだろうし。今のうちにな。」
私の抱えてる想いなど知る由もなく
子供の頃の様に
あどけなく笑う雄希。
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雄希にとっては、妹のような幼馴染に見えて
その時間を大切にしてるつもりでも
私にとっては、何よりも辛い
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幼馴染なんて枠で
特別扱いされて
期待持たせて
思わせぶりな事しといて
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結局
私が想われることはないのだから