一方通行 1
優「二人さ、本当は付き合ってるとか?」









遠慮気味に聞こえた声と共に、ひきつってる笑顔。








何が言いたいんだろう。



















「そんなわけないじゃん。」









大「そ、俺の片想い。」









「あのさ、笑えないから。」









いつまでもふざけてる大翔に、まじめに怒る。



















大「ま、親友だな。付き合うとしたら、お前らには隠さないし。」









弁当を鞄に収めながら、正論を言った。









確かに、仮に付き合うなんてことになったら、二人には隠しきれることじゃないし。




















優「そっか。」









納得したのか、やけに安心したような表情。









ああ、幼馴染がそういう関係になったら気まずいやつかな?





























そんな程度にしか思ってなかった









それぞれの本当の心など知る由もなく









私たちはすれ違っていく



















自分を守るため、嘘をつき









その嘘で、人を傷つけ









結局自分も傷ついて





























それでも好きだったから、私はそんな道を選んだ









彼も叶わない恋から逃げるように、私を頼った









彼に想われてる彼女も、違う人を想って








彼女に想われてる彼は・・・









何を考えてるのか








ずっと傍にいる私でも








分からない。
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