一方通行 1
「大翔・・・」









思い返せばそうだ。









幼い頃、雄希とばかり一緒にいた頃も









雄希や優那と喧嘩して、親に怒られたときも









受験勉強が辛かった時も









雄希が優那を好きだって気づいて、ショックだった時も








何も言わずに、気づいたら傍にいてくれた。




























雄希にべったりだったにも関わらず、大翔に泣きつく私を









いつも笑顔で迎え入れてくれた。









都合よく大翔に頼って








今は違うけど、雄希と優那の二人の傍にいたくないからって大翔に逃げて・・・









そう言うの、気づいてるくせに








一度だって文句言わず、傍にいてくれた。








当たり前の事だなんて言ってくれて









いつもいつも・・・





























「だからかな・・・いくらバカやっても、離れないのは。」








バカな事ばっかりして、私の事からかって、よく呆れるけど









嫌いになったことは一度もない









離れるなんて、考えたことすらない


















大翔は私にとって









絶対になくてはならない、存在なんだ









唯一無二の親友









こういう事を、言うのかもしれない。
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