一方通行 1
「別に拗ねてないから、戻れば。」
本当は二人っきりにさせたくないくせに
涼「やっぱり怒ってる。」
「あのねぇ・・・っ!」
怒ってないってば、そう怒鳴ろうとした
大貴に比べられた苛立ち
涼介が中途半端に優しい苦しみ
全てが混ざって、限界だったから
・
・
でも、その言葉を止めさせたのは
涼「ほら。」
差し出された、涼介の左手だった。
・
・
何、この手?
そう思い、しばらく見つめる。
涼「手、出せよ。」
「え?」
なんで・・・
涼「泣いてるとき、怒ってるとき、手繋げば機嫌良くなったろ。」
大貴と同じこと言ってる。
昔の話なのに・・・
でもね、誰とでもってわけじゃない
大貴には悪いけど
涼介じゃないと、効果がなかった
・
大貴が見てたのは、涼介と手を繋いでた時の私
・
・
涼介
好きでもないのに、こんな事できるの?
ああ、幼馴染だから?
・
でもその特権が
私を苦しめてるのに
本当は二人っきりにさせたくないくせに
涼「やっぱり怒ってる。」
「あのねぇ・・・っ!」
怒ってないってば、そう怒鳴ろうとした
大貴に比べられた苛立ち
涼介が中途半端に優しい苦しみ
全てが混ざって、限界だったから
・
・
でも、その言葉を止めさせたのは
涼「ほら。」
差し出された、涼介の左手だった。
・
・
何、この手?
そう思い、しばらく見つめる。
涼「手、出せよ。」
「え?」
なんで・・・
涼「泣いてるとき、怒ってるとき、手繋げば機嫌良くなったろ。」
大貴と同じこと言ってる。
昔の話なのに・・・
でもね、誰とでもってわけじゃない
大貴には悪いけど
涼介じゃないと、効果がなかった
・
大貴が見てたのは、涼介と手を繋いでた時の私
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涼介
好きでもないのに、こんな事できるの?
ああ、幼馴染だから?
・
でもその特権が
私を苦しめてるのに