一方通行 1
何も話してないとは言え、後ろで二人っきりの大貴と碧が気になるくせに









そんなそぶり見せることなく、なんで私に構うの。





























涼「早く。」








手を更に差し出す








涼「まさか、大ちゃんとは繋げるのに、俺は無理とか言うなよ。」








いつまでも手を出さない私に、冗談ぽく笑って言う。
























無理








だって、好きだから








余計好きになりたくないから、触れたくない


















でも、叶わないのなら








これ以上、望めないのなら








こんな機会にしか、頼れないのなら




























ダメだ






いいよ








私の中の二つの人格が、言い合う仲








気づいたら、ゆっくり手を差しだしてた。





























「っ・・・!」






ゆっくり、涼介の差し出してきた手まで伸ばすと








涼「遅い。」








伸びかかってた手を、無理やり取って引いた。




























しっかり繋がれた手








緊張と暑さで、少し汗ばむけど








そんな事気にならないくらい、平常心ではいられなかった。


























涼「お前とこうやって歩くの、久々だな。」









「あ、うん。」









碧たちが後ろにいるのに、気にする様子などなく









まるでカップルの様に









手を繋いで、並んで歩く。
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