地獄の果てでキミを愛す
何を思ったのか直哉はフラッと立ち上がる。

そして、向かったのはキッチンだった。



「っ!?」



まさか

嫌な予感が頭を横切る。



『殺してしまおうか』


直哉の言葉が頭から離れない。


包丁を取りに行ったのではないか。
私を殺す為に……。


そんな恐ろしい事で
頭の中がいっぱいになる。


死にたくない……。


直哉になら殺されても構わない。

前はそう思っていた。


だけど、


いざとなれば
私の体も心も


嫌というほど拒否をするんだ。

< 51 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop