地獄の果てでキミを愛す
「なんだ?」

「っ……!」



いつも私の意思なんて関係なく快感を与えてくれるのに
私が欲しいと思う時は決まって動きを止めるんだ。



「桜、素直になれ」



それが直哉の目的だから。


私の口から言わせたいんだ。
貴方が欲しいと。


狂ったように求めて欲しいんでしょう?



「本能のまま俺にぶつかって来いよ。
そうすれば存分に可愛がってやるよ。今よりずっとな」

「っぅ……」



唇を指でなぞられるだけで
体が反応をしてしまう。


私の体はとっくに
直哉の体に染められている……。
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