地獄の果てでキミを愛す
「本当は嬉しいんでしょ?首輪」

「そ、そんな訳……」



ドクンと胸が高鳴った。

それが示す理由は分かっている。

だけど認めたくなくて唇を噛みしめる。



「だったら何で、首輪を付けられた時……
恍惚な表情で俺を見つめてたの……?」



怪しげな声が耳元で囁かれる。
それだけでジワリと体が熱くなった気がした。



「言ったでしょ?監禁は癖になる。
それは何も……する方だけじゃないんだよ」



動揺で黙り込む私。

そんな私を見て亮太を鼻で笑うと鎖を掴んだ。


ジャラジャラと鎖の音だけが響き渡る。



「この鎖の音さえ、今の桜は興奮するんじゃない?」

「あ!?」



鎖を引っ張られれば
首輪が絞まって苦しさが生まれる。
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