もっと、キスして
*RYUSEI'S SIDE*


「おい、場所変えるぞ。

騒がしくて話になんねえ。」



篠宮が教室に到着する前に俺らは席を立って教室を出る。


篠宮が俺に話したいことがあるならその内容なんて一つしかないだろう。


しかも一人でここのフロアまでくる。


あの凛大好き天然野郎が。


ちょっと嫌な予感がした。



「ちの。」


「大ちゃん!泰成くんに…桐谷先輩も。

すいませんわざわざ。」


「わざわざ怖いと思ってるこのフロアまで来てくれたのはお前だろうがよ。


ありがとな。

で、俺が予想するに凛が学校にきてないみたいなんだが…合ってるか?」



「え…」



篠宮は本気ですごいみたいな顔をしている。


…多分合ってるな。



「連絡もつかねえな、その感じじゃ。」



「…え、あれ…?」



何で知ってるの、みたいな。


わかりやすいな。



「え、ご存じだったんですか…?」



「いや、まったく存じ上げてねえよ。


いろいろ考えたらわかることだろ。」



「あれ…?


でも、そういうことで間違いないです。

ちなみに、もう一つだけ付け足すと、昨日の6時48分から連絡が返ってきてないんです。」



そこから篠宮は凛の今の状況を説明してくれた。




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