もっと、キスして
「私ね、ほっぺた撫でられるのダメなんだよね。」
私が話をしている間、龍青は時々ビールを飲みながらずっと黙って聞いてくれていた。
────…
私の両親は、結婚してなかった。
付き合ってるとき避妊もしないで性行為を繰り返して。
間違って産まれちゃったのが私だった。
しょうがないから二人は一応籍入れたんだけど、
お父さんDV男だったらしくって。
私が小さい頃はまだ良かったからいま私は生きてるんだけど、
物心ついたときには泣くと躾だって根性焼きばっかされてた。
もうちょっと大きくなったら蹴られたり、殴られたりがついてきて。
それでも泣き止まないと首を絞められた。
暴力の対象はお母さんも同じで。
近所の人にバレるのいやだからやめてよって言ったら殴られて、蹴られて、無理矢理犯されてた。
お母さんは私が小学校に上がった日に帰ってこなくなった。
その日はなんでか分かんないけど私が躾をされた。
お前が生まれたからって。いい子になるための躾だって。