もっと、キスして
「あ、大ちゃん。」
「ちの。来てくれてありがとな。みんなも。」
「大貴の誕生日って今日じゃなかったんだね。」
「ああ。当日にこうやってパーティー開けることなんてなかなかねーよ。
日曜日しか企業の休みもねえし。」
「そっかー。」
私たちが喋ってるときに泰成はずっとご飯を食べていた。
いつもと逆だ。
「ちのと凛は俺の家までちゃんときてくれよ。
こんな形式だけじゃなくてちゃんとお礼したいから。」
「え、このあとも何かあるの?」
「いや。普通に馴染みのヤツらと家族でゆっくりするだけ。」
「また泊まりー?」
「泰成は別に来なくてもいいけどな。」
「大貴ん家のベッドフカフカで気持ちいから泊まる。」
大貴と泰成がやり取りするのをちのが笑いながら見てる。
学校にいるみたい。
「ねえ」
龍青の袖をくいっくいっと引っ張った。
「なんだ。」
「龍青も行くの?」
「ああ、多分な。」
龍青の顔はやっぱり優しく笑っていた。