もっと、キスして


「…ここ。」


「ここ…?」



放課後、桐谷先輩が私たちを連れていってくれたのは凛が住んでるとは思えないボロボロのアパートだった。


インターホンを押す。


いない…?わけ、ないよね。


寝てるのかな。



もう一度インターホンを押した。


出てきたのは、凛だった。


「え、みんな。どうしたの…?

って学校3日も休んでるんだから当たり前か。


心配かけてごめんね。大丈夫だから。」


凛は思った以上にいつも通りで。


学校で見る凛と、何も変わらなくて。


とても、安心した。


「明日は、来れる?」


「あ、えっと。…おじいちゃんのこともあるし…ちょっと分かんない。」


「そっかー、そうだよね…。」


「うん。
ありがとね、みんな来てくれて。」


「凛。」


「龍青、大丈夫だよ。心配しなくても、大丈夫。」


凛は家の外まで出て、私たちを見送ってくれた。


いつも通りだ。


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