もっと、キスして



何故か大人しくなったそいつ。

気がついたらすごい強さで胸ぐらを掴んでいた。

静かになったのは息が吸えなかったからだろう。


「暴行罪で現行犯逮捕です。」


警察が俺を見て顎でどけろと指示をする。


無線で応援を頼むと、そいつに手錠をかけた。


「事情は署でゆっくり聞きましょうか。」


外はサイレンが鳴り響いていた。


救急隊員も到着し、凛を救急車に運び込む。

体もちゃんと毛布で隠してくれていた。


「あなたもご一緒されますか。」


「はい。」


「龍。ありがとな。」


「ああ。お前もさんきゅー。」


救急隊員たちと一緒に救急車に乗り込んだ。

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