もっと、キスして


*RIN’S SIDE*


目が覚めると病院にいた。



「凛っ。」


「…りゅうせい?どうしたの」



目の前にいる龍青は私の知らない人みたいで。


普段あんなに堂々としかしてない龍青が泣きそうな顔で私を見ていた。



「…どうもしねえよ…」



優しく微笑む。



「龍青、目充血してる。」


「知ってる。」



知ってるんだ。


龍青はナースコールを押すと、私は目覚めたことをナースステーションに伝えた。



1、2分ほどで看護婦さんとお医者さんがやってくる。




「うん、もう問題なさそうだね。

明日から無理のない程度に普通に生活しても大丈夫そうだ。」


「あ…はい、ありがとうございます。」



無理のない程度にって。


まあ普通に生活できるってことかな。



「1回家帰っていろいろやってくるけどなんか欲しいもんあるか?」


「いや、別に…大丈夫。

しかももう来ないでも別に一人で帰れるし…」


「お前はアホか。」


「はあ?」


なんでそうなるの意味わかんない。


龍青はいつも通りにもどった私を見て安心したように笑うと病室を出ていった。


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