秘密×散弾銃〜ヒミツ ノ サンダンジュウ〜



『う…っ………』



あまりの突然な事で
目を伏せ両手で顔を隠していたロナは顔をあげた




するとさっきの影響で廊下の
あちらこちらに父のものであろう
仕事の資料や本が飛び散っていた




『………っ、誰か居るの?』




ロナは悪いと
思いながらも父の部屋の中へと入ってゆく




カタ_カタ__




生まれてはじめて入る父の部屋
そこは部屋全面に見たことのない本や
資料が本棚に並べられ
他に剣や銃などといった武器が飾られていた







そんな部屋の中央奥にある
大きな机とソファ型チェアー
ここが父の仕事区域………





『これは………』




と、ロナはその机の上に置いてあった
古い木箱のような箱の隙間から
光が漏れていることに気づき手を触れさせた










スッ_少し重みがあったが
簡単にその箱のフタは開けられた…とその時!





ピカーーーーーーン!!!


眩い光が部屋全体を覆った





『もう!なんなのさっきから……っ?!』




光で目を閉じていたロナは再び
目を開けそう言いながらあの箱に目をやった






するとその箱の中には………











『け、ん銃?;…………』
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