俺様男に効くクスリ



隣でのんびり仕事をする二人に手伝えと声をかければ



「自分の仕事がありますから」



とあっさり断られる。


この展開
なんかぜってぇおかしい。



だからってそんなことを気にしてる余裕もない。

別に一花のためとかそういうわけでもなく、これは生徒会としての仕事でもあるからと自分に言い聞かせ

オレは脇目もふらずその仕事をこなし終えた。





「あー…、疲れた」



一服ってわけにはいかねーけど、とにかくひとつ深呼吸。

と、辺りを見回せば、なぜか生徒会室からは一花の姿が消え…



あ?どこ行った?



「なんか生活委員長が話があるからとか言って、一花のこと連れて行っちゃったけど?」


「連れ…って、どこに!」



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