男な女と女な男
「ねぇねぇあの日ってなぁに~??」

瑠実がニヤニヤしながら聞く。
その後ろでは聞きたいけど聞けない!というようなオーラを解き放っている輝がいた。

樹里は深くため息をつき,拓也が転校してきた初日の商店街での喧嘩の話をした。

「そんな事が…」

何気に納得している輝。

「意外に樹里って平和主義的なところあるよね~。」

瑠実は競技に出ている秀をじっと見ながら言った。

「そうか?あたしはただ喧嘩が嫌いなだけだ。」

「そ―いうのを言うんだって,ね?輝くん。」

瑠実はクスクス笑いながら輝に問いかける。

輝も黙って首を上下に振る。

「そうなのか??あたしにはよくわかんねーなぁ…。」

そんなこんなで競技は着々と進み…

各チームの途中結果が発表された。
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