男な女と女な男
その頃樹里は街をイライラしながら歩いていた。

「なんだよ!みんなには言えて何であたしには言えないんだよ..。」


「ちょっとそこのお姉さん一緒に遊ばへん???」

そんな時突然一人の男が声をかけた。

「誰がお姉さんだ!!!…って拓也!?」

勢いよく振り向くと.にっ。と笑いながらVサインをしている拓也がいた。


「いつもやったらこの時間.あのメンバーで屋上ちゃうん??」

「今日はあんまりいい気分じゃないんだよ。」


「なんや~??何かあったんか??俺が聞いたんで??」

「……。別に。お前に言うほどの事でも…。」

「城野と何かあったんか??」

にぃっと笑いながら樹里を横目で見る拓也。

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