Ri.Night Ⅴ ~Final~【全完結】
「……クククッ」
獅鷹幹部達の存在を忘れる程追い詰められている鳳皇幹部達と、叫び狂う鳳皇幹部達にその理由を問い掛ける獅鷹幹部達。
小さな戦場と化している室内を見て、シン達が愉しげに喉を鳴らす。
ジワジワと高まっていく何とも言えない高揚感。
身震いする程の快感に、笑みを零さずにはいられない。
それもその筈。
彼等にとってこんなにも愉しい事はないのだから。
そんな彼等の心をまるで見透かしているかの様に充は凛音への追求に拍車をかけた。
『──なぁ。アンタ、“何処”に行った?』
『……あた、あたし……っ』
「……っ凛音、やめろ聞くな!」
「充やめろっ!!」
鳳皇幹部達と同様、顔面蒼白の凛音。
さ迷う視線と震えた身体が全てを思い出した事を物語っていた。
「凛音!!」
「りっちゃん!!」
「やめろ!充!!」
必死に呼び掛ける鳳皇幹部達は最早尋常ではなく、その異常とも呼べる取り乱し方に貴音達は言い表せない程の切迫感と困惑感に襲われていた。
それを更に増長させたのは充の一言。
『なぁ、アンタの口から言えよ』
「充やめろ……ッ!!」
『“私は遊大の仇を討ちに白狼の溜まり場へ行きました”って』