Ri.Night Ⅴ ~Final~【全完結】
「なっ……!?」
う、そ……。
充くんから飛び出した驚愕発言にその場にいた全員が大きく目を見開かせた。
まさか二人が血縁関係にあったなんて……。
「お前とシンが……従兄弟?」
「そうだよ。ついでに言えば俺達が従兄弟だっていう事は“D”のメンバー以外誰も知らない。当然遥香さんもね」
“D”のメンバー以外は誰も知らない?
っていう事は十夜達も知らないって事になる。
でも、考えてみればそれは当然の事かもしれない。
だって、十夜達が従兄弟だっていう事を知っていれば充くんがどんなに良い子でも少しは警戒するだろうし。
「俺は夏休みに入ってからこっちへ帰って来た。アンタが鳳皇から出て行ったと聞いてチャンスだと思ったから」
チャンス?
「邪魔者は消えた。これで東條 凛音は鳳凰妃にならない」
「………」
「そう思っていたのに……」
──桐谷さん達はアンタを取り戻そうと捜索し始めた。
最後に紡がれたその言葉は確固たる憎悪を宿していた。
落ち着いていた心が再び恐怖で震え始める。
「そんな時だった。アンタが桐谷さんを怪我させた男だって事を知ったのは」