Ri.Night Ⅴ ~Final~【全完結】
「テメェ、こっちが大人しくしてりゃあ調子に乗りやがって!」
『はぁ!?調子に乗ってんのはアンタ等でしょうが!!』
「んだとテメェ!」
『何よ!アンタが相手してくれんの!?』
挑発に乗ってきたのはトップの男ではなくカイという男で。
他の幹部はまるで他人事の様に無視を決め込んでいる。
「あぁ俺が相手してやるよ!この前の決着つけてやる!」
この前の決着?
……あ。
『あぁー!そうだった!』
カイの一言で思い出した。
そう言えばあたし、雷さんのお店でコイツに思いっきり頭を地面に叩き付けられたんだった!
思い出したら腹が立ってきた。
あの日の感情が沸々と沸き上がってきて、抑えが利かない。
『アンタこの前はよくもやってくれたわね!レディーにたんこぶ作るとかホント最低!ぶん殴ってやる!』
あれは本当に痛かった。
脳みそ揺れたもん。
目の前チカチカしたし。
「たんこぶ作ってやったんだよバーカ!」
『はぁ!?誰も頼んでないし!』
コイツ、一発ぶん殴ってやろうか。
あー言えばこう言う口達者な男に凛音ちゃんキレる寸前。
お陰で今の状況なんか頭の中からスコーンと消え去っている。
今はただ、カイに苛立ちをぶつける事しか頭にない。