俺様黒王子とニセ恋!?契約
篤樹が背を屈めて私に顔を近付けて来る。
照明が遮られて、私に陰が降りた。
キスされる。
そう感じて、私はギュッと目を閉じて……。
「……え?」
落とされない温もりに焦れて、そっと目を開けた。
そして、何度も瞬きをする。
すぐ目の前には篤樹の綺麗な茶色い瞳。
けれど、篤樹はキスを遮るように、私の口を右手で覆っていた。
「な……なに……?」
篤樹の行動の意味がわからない。
戸惑いに揺れる瞳をこらして、篤樹の瞳に問いかけた。
「……なんで……しないの?」
そんなねだるようなことを、本当に私が口にしたのか、信じられない。
篤樹にとっても意外だったのか、茶色い瞳がかすかに揺れた。
「……したい?」
探るように訊ね返される。
意味のわからなさに、私の鼓動が妙な緊張感に晒されて、速度を上げ始めた。
「あつ……」
「いいよ。したいなら、澪からして」
「……っ……!」
篤樹らしくない焦らし方。
篤樹が私に言った言葉がとても信じられず、私は耳を疑った。
篤樹は私の瞳を射抜くように見つめたまま、そっと私の口から自分の手を離す。
「ほら。早く」
私の反応の一つ一つを見逃さないというように、篤樹はスッと目を細めた。
照明が遮られて、私に陰が降りた。
キスされる。
そう感じて、私はギュッと目を閉じて……。
「……え?」
落とされない温もりに焦れて、そっと目を開けた。
そして、何度も瞬きをする。
すぐ目の前には篤樹の綺麗な茶色い瞳。
けれど、篤樹はキスを遮るように、私の口を右手で覆っていた。
「な……なに……?」
篤樹の行動の意味がわからない。
戸惑いに揺れる瞳をこらして、篤樹の瞳に問いかけた。
「……なんで……しないの?」
そんなねだるようなことを、本当に私が口にしたのか、信じられない。
篤樹にとっても意外だったのか、茶色い瞳がかすかに揺れた。
「……したい?」
探るように訊ね返される。
意味のわからなさに、私の鼓動が妙な緊張感に晒されて、速度を上げ始めた。
「あつ……」
「いいよ。したいなら、澪からして」
「……っ……!」
篤樹らしくない焦らし方。
篤樹が私に言った言葉がとても信じられず、私は耳を疑った。
篤樹は私の瞳を射抜くように見つめたまま、そっと私の口から自分の手を離す。
「ほら。早く」
私の反応の一つ一つを見逃さないというように、篤樹はスッと目を細めた。