俺様黒王子とニセ恋!?契約
ぼんやりと頬杖をついて、ただひたすらテーブルの木目模様を見つめていた。
そこに、突如、コツコツと硬質な音が割り込んで来る。
ハッと顔を上げると、私の隣の席で金子さんが苦い顔で、手にしたペンでテーブルを叩いていた。
無言のまま、スッと顔を前に向けて、私の視線のベクトルを示す。
前方の大きなプロジェクターの隣に立つ篤樹が、困ったように首を傾げていた。
「四宮さん。次」
はっきりと言葉で促されて、私は慌てて右手のマウスを動かした。
「二ページ分先まで送って」
コソッと金子さんに指示される。
それだけで、冷汗をかきそうだった。
カチカチと音を立ててマウスを二回クリックして、プロジェクターには次の次のページが映し出される。
それを確認して、篤樹がポインターを動かしながら、よく通る声でプレゼンを再開させた。
ホッと息を吐く私に、咎めるような視線が注がれる。
そおっと目を上げると、まだ苦い顔をした金子さんと目が合ってしまった。
すみませんと小声で謝り、出来る限り身体を縮込めた。
――ああ、情けない。
大事なプロジェクト会議なのに、全く頭に入らないくらい、上の空になるなんて。
そこに、突如、コツコツと硬質な音が割り込んで来る。
ハッと顔を上げると、私の隣の席で金子さんが苦い顔で、手にしたペンでテーブルを叩いていた。
無言のまま、スッと顔を前に向けて、私の視線のベクトルを示す。
前方の大きなプロジェクターの隣に立つ篤樹が、困ったように首を傾げていた。
「四宮さん。次」
はっきりと言葉で促されて、私は慌てて右手のマウスを動かした。
「二ページ分先まで送って」
コソッと金子さんに指示される。
それだけで、冷汗をかきそうだった。
カチカチと音を立ててマウスを二回クリックして、プロジェクターには次の次のページが映し出される。
それを確認して、篤樹がポインターを動かしながら、よく通る声でプレゼンを再開させた。
ホッと息を吐く私に、咎めるような視線が注がれる。
そおっと目を上げると、まだ苦い顔をした金子さんと目が合ってしまった。
すみませんと小声で謝り、出来る限り身体を縮込めた。
――ああ、情けない。
大事なプロジェクト会議なのに、全く頭に入らないくらい、上の空になるなんて。