俺様黒王子とニセ恋!?契約
「会場決定の提案をした四宮さんは成長したなと感心出来たが、また元に戻ってしまったようだな」
会議に出席していた子会社側のメンバーを篤樹が見送りに出たタイミングで、金子さんが溜め息混じりにそう言った。
「すみません……」
肩を竦めて俯いたまま、私は返す言葉もない。
「いや、元にじゃないな。以前の君は、積極性には欠けても、事務能力の面では高く評価出来た。それが……」
その先を続けるのも忌々しいと言うように、金子さんが言葉を止めた。
「……何かあったか? この一週間、君は変だ。四宮さん」
最後は心配するような口調になって、私はグッと声をのんだ。
鼻の奥の方がツンとしてくる。
「……すみません。すみません」
何も説明しようとせず、ただ謝罪だけを繰り返す私に、金子さんは再び深い溜め息をついた。
そして、何か言おうと言葉を探すように無言になった後、私の頭をポンと叩いた。
「四宮さん、頼むよ。イベントまでもう三週間を切ってるんだ」
震えそうになる声を必死に抑えて、なんとか、はいと返事をした時、篤樹が会議室に戻って来た。
会議に出席していた子会社側のメンバーを篤樹が見送りに出たタイミングで、金子さんが溜め息混じりにそう言った。
「すみません……」
肩を竦めて俯いたまま、私は返す言葉もない。
「いや、元にじゃないな。以前の君は、積極性には欠けても、事務能力の面では高く評価出来た。それが……」
その先を続けるのも忌々しいと言うように、金子さんが言葉を止めた。
「……何かあったか? この一週間、君は変だ。四宮さん」
最後は心配するような口調になって、私はグッと声をのんだ。
鼻の奥の方がツンとしてくる。
「……すみません。すみません」
何も説明しようとせず、ただ謝罪だけを繰り返す私に、金子さんは再び深い溜め息をついた。
そして、何か言おうと言葉を探すように無言になった後、私の頭をポンと叩いた。
「四宮さん、頼むよ。イベントまでもう三週間を切ってるんだ」
震えそうになる声を必死に抑えて、なんとか、はいと返事をした時、篤樹が会議室に戻って来た。