俺様黒王子とニセ恋!?契約
「今日からこのプロジェクトに参加させていただくことになりました。営業部アシスタントの橋本と言います」
翌週のプロジェクト会議で、緊張で頬を紅潮させた橋本さんが、メンバーの前でペコッと頭を下げた。
営業部でも五本の指に入る『可愛い』橋本さんだ。
子会社側の男性メンバーが、とても嬉しそうな顔をして彼女を見つめている。
そんな視線に晒されて、橋本さんはますます緊張を高めた様子だったけれど、顔を上げてしっかりとメンバーの顔を見返すと、ニッコリ笑って付け加えた。
「途中からですが、二週間後のイベント成功に貢献出来るよう、全力を尽くして頑張りますので、ご指導よろしくお願いします」
メンバー全員から、温かい拍手が湧き上がる。
橋本さんはとても満足げに椅子に腰を下ろした。
挨拶が終わるのを待っていたように、隣に座る篤樹から資料を手渡されている。
橋本さんは、顔を寄せるようにして彼の説明に耳を傾けた。
チクン……と胸が痛む。
このタイミングで増員されたメンバーは、橋本さんだけじゃない。
子会社側でも二人、今日から参加のメンバーがいて、橋本さんの前に紹介されていた。
交代じゃなくて増員。
私はまだ排除されたわけじゃない、と自分に言い聞かせて、なんとか心を落ち着けたつもりだった。
翌週のプロジェクト会議で、緊張で頬を紅潮させた橋本さんが、メンバーの前でペコッと頭を下げた。
営業部でも五本の指に入る『可愛い』橋本さんだ。
子会社側の男性メンバーが、とても嬉しそうな顔をして彼女を見つめている。
そんな視線に晒されて、橋本さんはますます緊張を高めた様子だったけれど、顔を上げてしっかりとメンバーの顔を見返すと、ニッコリ笑って付け加えた。
「途中からですが、二週間後のイベント成功に貢献出来るよう、全力を尽くして頑張りますので、ご指導よろしくお願いします」
メンバー全員から、温かい拍手が湧き上がる。
橋本さんはとても満足げに椅子に腰を下ろした。
挨拶が終わるのを待っていたように、隣に座る篤樹から資料を手渡されている。
橋本さんは、顔を寄せるようにして彼の説明に耳を傾けた。
チクン……と胸が痛む。
このタイミングで増員されたメンバーは、橋本さんだけじゃない。
子会社側でも二人、今日から参加のメンバーがいて、橋本さんの前に紹介されていた。
交代じゃなくて増員。
私はまだ排除されたわけじゃない、と自分に言い聞かせて、なんとか心を落ち着けたつもりだった。