俺様黒王子とニセ恋!?契約
もうお昼のピークはとっくに過ぎている。
営業時間終了間際の社食なら、苦労せずに探せるはずだ。
一方的にメールを送りつけるよりは、直接出向いて話をした方がいいに決まっている。
高層階用エレベーターで、二十三階の社食フロアに移動する。
社食は既にオーダーストップになっていて、入り口のメニューボードも裏返されていた。
中に入ると、厨房から大量の食器を片付ける、騒々しい音が聞こえて来た。
テーブル席が並んだ広いフロアを、私はグルッと見渡す。
ほとんど食事をしている社員の姿はない。
だからこそ、窓に面したカウンター席に並んで座っていた篤樹と橋本さんをすぐに見つけられた。
小走りになって、二人に近付く。
会議中に出来なかった説明を続けているのか。
間にこれまでの資料を広げて、一緒に覗き込んでいる。
嫌でも、さっきの会議での二人を思い出してしまう。
顔を寄せた、近過ぎる二人の距離に、私の心がぞわっとざわめいた。
心がザワザワするのを必死に抑えながら、「片桐さん」と呼びかけて、篤樹の注意を引こうとした。
その時。
「……!!」
私は全身に冷水を被ったようなショックを受けて、その場でピタッと足を止めた。
身体が硬直して動けないまま、目だけを大きく見開いて視線の先の二人を見つめる。
営業時間終了間際の社食なら、苦労せずに探せるはずだ。
一方的にメールを送りつけるよりは、直接出向いて話をした方がいいに決まっている。
高層階用エレベーターで、二十三階の社食フロアに移動する。
社食は既にオーダーストップになっていて、入り口のメニューボードも裏返されていた。
中に入ると、厨房から大量の食器を片付ける、騒々しい音が聞こえて来た。
テーブル席が並んだ広いフロアを、私はグルッと見渡す。
ほとんど食事をしている社員の姿はない。
だからこそ、窓に面したカウンター席に並んで座っていた篤樹と橋本さんをすぐに見つけられた。
小走りになって、二人に近付く。
会議中に出来なかった説明を続けているのか。
間にこれまでの資料を広げて、一緒に覗き込んでいる。
嫌でも、さっきの会議での二人を思い出してしまう。
顔を寄せた、近過ぎる二人の距離に、私の心がぞわっとざわめいた。
心がザワザワするのを必死に抑えながら、「片桐さん」と呼びかけて、篤樹の注意を引こうとした。
その時。
「……!!」
私は全身に冷水を被ったようなショックを受けて、その場でピタッと足を止めた。
身体が硬直して動けないまま、目だけを大きく見開いて視線の先の二人を見つめる。