俺様黒王子とニセ恋!?契約
篤樹は、私に見られても表情一つ変えなかった。
まるで、私にどう思われてもいい、と。
そう言われてるみたいで、篤樹の中での自分の存在がどれだけちっぽけだったか、痛いくらい自覚してしまったから、そんな自分が悲しかったんだ。
長い人生の中の、ほんの一瞬の出来事でしかないかもしれない。
だけど私は確かに篤樹の体温を感じるくらい近くにいたし、それを幸せだと思っていた。
なのに……。
篤樹にとっては、一瞬にも満たない些細な時間だったのか。
だからあんな一方的に関係を解消して、何もなかったように私を視界に入れることなく過ごせるのか。
全く影響力のない自分がとてもちっぽけで、悲しくて情けなくて腹立たしくて。
それでも何も出来ない自分が嫌で堪らなかった。
「……片桐さん、私に言ったんです。『誤解されたままでいい。四宮さんが見たまま感じたままにしておけ』って」
続く橋本さんの言葉が、追い打ちになる。
顔を下向けたままで、私はグッと唇を噛んだ。
無意識に、身体の脇に垂らした手をギュッと握り締めていた。
「なのに……私の告白は、受け入れてくれませんでした」
「……え?」
ほんのちょっと沈んだトーンの声に反応して、私は思わず顔を上げた。
そして、橋本さんの横顔を食い入るように見つめてしまう。
橋本さんは、首を傾げてぎこちなく微笑んだ。
まるで、私にどう思われてもいい、と。
そう言われてるみたいで、篤樹の中での自分の存在がどれだけちっぽけだったか、痛いくらい自覚してしまったから、そんな自分が悲しかったんだ。
長い人生の中の、ほんの一瞬の出来事でしかないかもしれない。
だけど私は確かに篤樹の体温を感じるくらい近くにいたし、それを幸せだと思っていた。
なのに……。
篤樹にとっては、一瞬にも満たない些細な時間だったのか。
だからあんな一方的に関係を解消して、何もなかったように私を視界に入れることなく過ごせるのか。
全く影響力のない自分がとてもちっぽけで、悲しくて情けなくて腹立たしくて。
それでも何も出来ない自分が嫌で堪らなかった。
「……片桐さん、私に言ったんです。『誤解されたままでいい。四宮さんが見たまま感じたままにしておけ』って」
続く橋本さんの言葉が、追い打ちになる。
顔を下向けたままで、私はグッと唇を噛んだ。
無意識に、身体の脇に垂らした手をギュッと握り締めていた。
「なのに……私の告白は、受け入れてくれませんでした」
「……え?」
ほんのちょっと沈んだトーンの声に反応して、私は思わず顔を上げた。
そして、橋本さんの横顔を食い入るように見つめてしまう。
橋本さんは、首を傾げてぎこちなく微笑んだ。