湖都子のポエム4
卒業写真
私…本当に自分が見えてなかった
気づけばいつも隣にいてくれた
優しさをくれた人
優しさを当たり前って思っちゃダメ
こんなに優しい人
絶対に傷つけたくない
どうすればよかったんだろう?
このままここにいちゃいけない
2人の関係は変わったんだ
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卒業写真の中の2人は、笑顔。あの頃の私は、彼との仲がだんだん変わっていくなんて知らずに…笑ってる。彼にあんな悲しい顔なんてさせたくないから、一緒にいない方がいい。
写真は変わらないけど、時間は止まらない。
もう思い出だよ。心の扉に鍵をかけた。
彼はいつもかっこよかった。誰からも好かれて人気者で…私なんかが似合うわけない。小さな頃から一緒にいられることが嬉しかった。高校が別になって、彼の友達にも会った。みんな、私とは別世界の人に見えた。あそこに、私の居場所なんて見つからなかった。
彼女ができた話は、違ったのかもしれないけれど、きっとまた同じことが起きるよ。もう、あの頃とは違うんだから…