めぐり逢えたのに
あっさりと電話は切れた。
8時にゾウシキ駅改札。
私は忘れないうちに、と、急いで手帳にメモしながら、はたと気がついた。
ゾウシキ駅?聞いたこともない。一体どこなんだろう。
それに、8時という時間が気になった。黙って遊び歩くにはちょっと遅い時間だった。
どこで誰と何をするか、ちゃんとママに言っておかないといけない。
私がまずやったことは、親友の友美にラインを送って、明日の事の口裏を合わせてもらうことだった。
友美の家で勉強してご飯を食べて帰ることにする。友美の家はたいてい両親がいなくて、佐藤ばあが友美の面倒を見ていたので、いろいろ融通がきく。友美も私も佐藤ばあが大好きで、うちでも佐藤ばあを雇えばいいのに、っていつもママにお願いしているのだけど、ママはトシさんを絶対手放さなかった。家は友美んちと違ってママは働いてないし、トシさんはものすごくきっちりしてるので、その点は友美のうちが羨ましかった。
それからゾウシキ駅がどこにあるかネットで調べた。どうやら京浜急行とかいう電車の川崎の先の方にある駅らしいのだけど、初めてのことだったので、乗り換え駅の確認やらが大変だった。
私は、電車に乗るのは気が向いた時に地下鉄を使うぐらいだったし、普段は遠出するよりも地元でこじんまりとお買い物などする方が好きで、行動範囲はさして広いほうじゃなかったので、一人で雑色駅にいくのは大冒険みたいで考えるだけでワクワクしてくる。
私は明日に備えて急いで寝ることにした。
8時にゾウシキ駅改札。
私は忘れないうちに、と、急いで手帳にメモしながら、はたと気がついた。
ゾウシキ駅?聞いたこともない。一体どこなんだろう。
それに、8時という時間が気になった。黙って遊び歩くにはちょっと遅い時間だった。
どこで誰と何をするか、ちゃんとママに言っておかないといけない。
私がまずやったことは、親友の友美にラインを送って、明日の事の口裏を合わせてもらうことだった。
友美の家で勉強してご飯を食べて帰ることにする。友美の家はたいてい両親がいなくて、佐藤ばあが友美の面倒を見ていたので、いろいろ融通がきく。友美も私も佐藤ばあが大好きで、うちでも佐藤ばあを雇えばいいのに、っていつもママにお願いしているのだけど、ママはトシさんを絶対手放さなかった。家は友美んちと違ってママは働いてないし、トシさんはものすごくきっちりしてるので、その点は友美のうちが羨ましかった。
それからゾウシキ駅がどこにあるかネットで調べた。どうやら京浜急行とかいう電車の川崎の先の方にある駅らしいのだけど、初めてのことだったので、乗り換え駅の確認やらが大変だった。
私は、電車に乗るのは気が向いた時に地下鉄を使うぐらいだったし、普段は遠出するよりも地元でこじんまりとお買い物などする方が好きで、行動範囲はさして広いほうじゃなかったので、一人で雑色駅にいくのは大冒険みたいで考えるだけでワクワクしてくる。
私は明日に備えて急いで寝ることにした。