めぐり逢えたのに
早めに帰って来た佐々倉を待って、私たちは三人で食事をした。

一日のうち、朝も夜も佐々倉と一緒にご飯を食べるなんて初めてで、佐々倉と頻繁に顔を合わせるのも何だかヘンな感じだったし、和やかに食べているのもちょっと意外な感じだった。

佐藤ばあは、夕ご飯を食べ終わると、早々に片付けをして帰って行ったが、佐々倉はそのままソファにもたれかけてくつろいでいた。
テレビをつけてたわいない話をしていると、なんだか、まるで本当の夫婦みたいで、私は不思議な安心感を感じていた。

本当に不思議だった。私は、佐々倉に、奇妙な連帯感と信頼感をずっと感じていた。
その感じは、今も消えることなく残っていて、佐々倉だけは、拓也と私の関係を一番よく理解してくれていて、どんなことがあってもきっと私の味方でいてくれるんだろうと思えた。

その心強さが嬉しくて、心地よくて、その晩は、佐々倉にずっといて欲しいと願っていた………。


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