【改訂版】ワケあり上司とヒミツの共有
『カラン……』と扉が開き、雪ちゃんが店内に入って来た。
「は~。お腹空いた~!」
そう言いながら、目の前のカウンター席に座る。
「もうすぐ出来るよ。コーヒーでも飲む?」
「いや、いいわ。お腹空いてるし、ご飯を先に食べたい」
雪ちゃんが、グゥ~~ッと鳴るお腹をさする。
「まーたあの二人はイチャイチャしてるのね」
ハナちゃんと真司さんのいる厨房裏をチラッと覗き込んで、呆れた様に言った。
「まあいいじゃない。幸せそうで」
「まーね。あ、そう言えば親父が、江奈は今度いつ来るのかって言ってた」
「そーなの?」
「うん。こないだ行った時に親父、江奈に完敗だったじゃない?あれが相当悔しかったみたいね」
「だってお父様、『遠慮はいらん!本気でかかって来い!』て仰るから……」
何の話をしているか。実は私、将棋が得意で結構強い。
集中したい時とか無心になりたい時によくやっていたら、まあまあな腕前になっちゃって。それをお父様に話したら、『一局手合わせ願いたい』って言われてね。負けた方が良いのかな、とか考えていたら遠慮は無用、と言われたので本気で戦ったら私が勝っちゃって。
あ、お父様も弱いと言う訳ではなかったんだよ?実際、私も何回か負けたし。でも、私が勝ち越してるから闘争心にまだ火が付いているみたいだね。
「んー……じゃあ、今度のお休みは?」
「オッケー。じゃ、そう言っとく」
雪ちゃんが携帯を取り出し、その場でメールで返信をし始める。
「は~。お腹空いた~!」
そう言いながら、目の前のカウンター席に座る。
「もうすぐ出来るよ。コーヒーでも飲む?」
「いや、いいわ。お腹空いてるし、ご飯を先に食べたい」
雪ちゃんが、グゥ~~ッと鳴るお腹をさする。
「まーたあの二人はイチャイチャしてるのね」
ハナちゃんと真司さんのいる厨房裏をチラッと覗き込んで、呆れた様に言った。
「まあいいじゃない。幸せそうで」
「まーね。あ、そう言えば親父が、江奈は今度いつ来るのかって言ってた」
「そーなの?」
「うん。こないだ行った時に親父、江奈に完敗だったじゃない?あれが相当悔しかったみたいね」
「だってお父様、『遠慮はいらん!本気でかかって来い!』て仰るから……」
何の話をしているか。実は私、将棋が得意で結構強い。
集中したい時とか無心になりたい時によくやっていたら、まあまあな腕前になっちゃって。それをお父様に話したら、『一局手合わせ願いたい』って言われてね。負けた方が良いのかな、とか考えていたら遠慮は無用、と言われたので本気で戦ったら私が勝っちゃって。
あ、お父様も弱いと言う訳ではなかったんだよ?実際、私も何回か負けたし。でも、私が勝ち越してるから闘争心にまだ火が付いているみたいだね。
「んー……じゃあ、今度のお休みは?」
「オッケー。じゃ、そう言っとく」
雪ちゃんが携帯を取り出し、その場でメールで返信をし始める。