初恋を君に
『メール見ました。私の物は処分して構いません。さよなら。』
何度もメールを打ち直して
時間かけて考えたものは、
結局シンプルな文面だった。
可愛げないなぁ…
でもこれが今の私の精一杯だ。
無事送信。
きっと、
彼のことは、すぐには忘れられないし
次の恋愛の事は考えられない。
今までだって別れを経験してきた。
その度にどうにかなったじゃないか。
時間だけが
この気持ちを癒してくれる。
大丈夫。大丈夫。
私はきっと大丈夫。
もう少しの辛抱だ。
辛いのは今だけ、時間が経てば
いつもの私に戻れる。
そう自分を励ました。
気づくと窓の外は夜の様相だ。
今日は泣かずに1日過ごせたのは、
上条のおかげかもしれない。
泣くのは疲れる。
泣かずにすむならそれでいい。
「あ〜お腹がすいた。」
恋人と別れたばかりなのだから
こんな時ぐらい食欲がなくなっても
いいのに…
思わず苦笑する。
明日はラグが届くんだ!
北欧風の可愛いラグ。
ソファも動かしたりするから
体力を使うはず!!
しっかり食べて明日に備えよう。