初恋を君に
ピンポーン。
インターホンの音で目が覚めた。
なに??
ピンポーン。
宅配業者だ!
午前中に設定したのを忘れていた。
「はーい!!!」
バタバタと玄関に向かい、
ラグとキッチンマットを受け取る。
取り替えれば模様替えは完璧だ。
3連休で本当に良かった。
明日からまた仕事が始まる。
「はぁ~…」
ある事を思い出してでた、ため息だ。
「さやかに話さないと…」
同期のさやかは、
絶対に気づいている。
同期会の時は恐らく上条と片岡の手前
何も言わなかったのだろう。
明日の昼休みは、
絶対に呼び出しがあるはずだ。
いずれは話すつもりではいたが、
お互いそろそろ結婚が見えてきたね。
なんて話していた手前、気まずい。
さやかと片岡の事は
もちろん心から祝福している。
本当に自分の事のように嬉しい。
ただそれとこれとは違うのだ。
アラサー女子は複雑なのだ。