初恋を君に


何だかんだとあっという間に、
3連休が終わりいつも通りの朝がきた。


いつも通りに起きて会社に向かう。

本当は早めに出社したいのだけれども
その時間は後輩達が
自主的に掃除をしている。
入社6年目ともなる私が行くと逆に
後輩達が気を使うので時間を見計らって出社する。

1階の社員出入口を入り、
7階にある更衣室に向かう。

すれ違う社員と挨拶しながら、
更衣室に入りロッカーの扉を開けて
ふと気づいた。

制服のパンツ忘れた…

毎週末、会社でまとめて制服を
クリーニングに出しており、
出したい人は各々で
指定の場所に置いておく。
そうすると週明けにはクリーニングが
仕上がるので1階にあるラックから
自分で持ってくるのが決まりだ。

先週、制服のパンツだけ
クリーニングに出していた。


「持って来るの忘れた…」


女性社員の制服はパンツとスカートが
ありどちらを選んでも良いのだが
入社以来、動きやすさで制服はパンツしか履いていない。
ロッカーには定期的にクリーニングに
出してはいるが全く使っていない
制服のスカートが入ったままだ。


「はぁ〜…1階まで取りに行くの面倒だなぁ…」



今日はそんなに動く仕事は
なかったはず…
スカートでも平気かな?



「たまにはいっか。」



入社以来初めてのスカートを履いて
更衣室を出る。

< 25 / 150 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop