初恋を君に


私の勤める会社は
主に文房具や画材用品の開発、製造、
販売を手がけている。
このビルは7階建てで
1階は受付とラウンジがあり、
秘書課のさやかは受付嬢として
いつも1階で勤務している。
2階は会議室とミーティングルーム、
3階は私のいる総務課と庶務課がある。
4階は人事課、5階は企画課、営業課。
ちなみにここにいるのが上条と片岡。
6階には役員室と社長室、応接間があり
7階は更衣室と社食という造りだ。


このビルが我社の本社ではあるが、
地方に支店がある訳ではなく
郊外に商品開発課と試作製造課が
あるのみだ。


3階まで降りて自分の席に向かう。


「おはよう」


隣の席で仲のいい3つ下の後輩、
冨田久実(とみたくみ)ことくみちゃんが
びっくりしたような顔で小走りで近づいてきた。


「文さん!どうしたんですか??」


「えっ?なっ何が??」


「それです!!スカート!!」


うわぁ!!声大きいよっ!


「えっ?だっだめ??」


「ダメじゃないっす!!!!
いつもは見えないものが見える感じが
めっちゃ萌えます!!!」


ショートヘアでクリっとした目が特徴のくみちゃん。黙っていればキュートな女の子なのに…
発言がオヤジ臭いというか
なんというか。


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