初恋を君に
3人で端の方の席を見つけ、席に着く。
私とさやかはお弁当持参なので
社食の定食を並びに行っているくみちゃんを待つ。
「そういえば、いつ入籍するの??」
「まだお互いの親にきちんと挨拶してないからね。来年1月位かな。」
「割と先なのね〜。書類のことだけど…」
一応、本題である届出書類について
あらかた説明が終わる頃、くみちゃんが
定食を持って席に着いた。
「すみません。お待たせしました。」
「私達もちょうど仕事の話をしていたところだから大丈夫よ。」
仕事だけど仕事じゃないが…
まぁまだ結婚の事は、公にはしたくない様なので黙っている事にした。
「文さん!ところで話しってなんですか??」
「えっ?」
早速きたかっ…
「そうよ。文。言う事あるでしょ私に…」
この2人揃うと、若干怖い気がするのは
気のせいなのだろうか…
「えっ?えっーと…」
「まさかご結婚ですかー!?」
くみちゃん!声大きいしっ!
周りの視線が集まった気がした。
「くみちゃん…残念ながら…その逆なの。」
さやかは、やっぱりね。という顔をしていた。
くみちゃんはその真逆で、まさかっ!という顔でこちらを見ている。
「木曜日に別れたのよ。」
「えっ?えぇ〜〜!!」
だからくみちゃん…
声が大きいってば…
またしても視線が集まり、
思わず背中を丸めた。