初恋を君に
「すっ…すみません。思わず…びっくりしてしまいまして…」
「私も実際…びっくりしたよ。最後の恋かなぁなんて思ってたからね〜。」
アハハ〜と自虐的に笑ってみる。
「そうだったんですね…」
くみちゃんは、
すっかり萎れてしまった。
さやかは、何も言わずに黙々と
お弁当を口に運んでいる。
なにも言わないさやかが怖い。
「でも文さんなら周りがほっときませんよね〜さやかさん。」
「くみちゃんもそう思う?」
まさか…
そんなはずない!
二人とも占い好きだっけ?
私のモテ期でも知ってるの?
「文の今日のスカートといい。私達の話を実は聞き耳立ててる男性社員はそう少なくないと思うけど?」
お茶をすすりながら、涼しい顔で
さやかがとんでもない事を言ってくる。
くみちゃんもその通り!と言わんばかりに、大きく頷いている。