初恋を君に


月曜日が祝日休みだったせいか、
少しだけ忙しかった1週間。


それでも週末の金曜日は
私もくみちゃんも定時で上がれた。


受付嬢のさやかも残業なくあがれ
3人で私の家に向かう。


会社から最寄り駅までは電車で15分。
そこから歩いて7分くらいで
マンションに着く。


「文さんのお家初めてです!楽しみ〜」


「私も久々ね。」


「確かに彼がいるとなかなかねー
…あっごめん。」


くみちゃんが気まずそうな顔をした。


「文。飲み物とか食べ物とか買いましょ。」


「おつまみは少し作っといたから飲み物メインでいいかなー。ほら、くみちゃんそんな顔しないで行くよ!」


「っはい!」


駅の近くのスーパーに寄る。
3人であれやこれやと言いながら
買い物を済ませ私の家に向かう。



「くみちゃん。まずはお風呂よ。」


「はい??」


そうなのだ。
私とさやかのパジャマパーティーは
まずはお風呂に入りすっぴんになってからがスタートなのだ。


「さっ、くみちゃんからお風呂って言ってもシャワーだけどどうぞ。その間に私とさやかでご飯の準備しておくから。」


「そうよ。あなたはキッチンでは役に立たないのは知ってるわよ。」


くみちゃんがお料理が大の苦手なのは
周知の事実だ。
その事を公言している本人も
申し訳なさそうに苦笑いしている。


「はい…ここはお言葉に甘えて…」


私はくみちゃんを連れてバスルームに
案内する。

ひと通り使い方を伝えてキッチンに戻った。


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