初恋を君に
キッチン戻るとさやかは
買ってきたお惣菜をお皿に盛り付け始めていた。
「文。あのサラダ作れる材料ある?」
「あるある大丈夫。さやか好きだもんね。下ごしらえしといてあるしすぐだよ。」
さやかは私の特製サラダが
お気に入りで我が家にくると
食べたがるので今回も作れるように
前の日から準備をしておいた。
「文は料理も上手だし、気も利くし
いい嫁になると思うわよ。本当に元カレとやらは惜しいことしたわね。」
「…さやか、ありがと。」
「まぁ。お陰で上条はやっとチャンスがきたわね〜」
また上条??
「ちょっと、待った!どうしてそうなるのよ…」
「…あら?まぁこの話は3人揃ってからにしましょう」
「何よ〜!」
さやかもくみちゃんも、染谷課長まで…
どうして上条が出てくるのだろう。
上条はただの同期だ。
例え、私に少しの間だけでも
恋心があったとしてもそれは過ぎたことだ。
上条との間に恋愛が成立する事は
まずないのは、みんな知っている事なのに…
っていうか、
そもそも恋愛って何なんだろう。
今の私にとってまずそこからだ。
元カレと上手くいっていた。
いっていたはずなのに…