初恋を君に
上条は髪の毛にキスを落とし、
腕を緩めスエットを受け取った。
なっ…何なの!?
って言うか、上条って激甘…?
驚きつつも、とりあえず…
上条もお腹が空いたと言っていたし、自分のお腹も満たしたいので
何か作ろうと冷蔵庫を開けた。
うーん…
フレンチトーストとスープ。
サラダにソーセージを焼けばいいか。
「そうだ。上条?シャワー浴びる?少し待ってくれるなら、お湯を張るけど…」
着替えて寝室から出てきた上条に問いかけた。
「あー。じゃあ、シャワー借りようかな。」
「うん。じゃあ案内する。って言ってもすぐそこだけど…」
上条にシャワーの使い方などを説明し、
バスタオルを渡した。
「ごゆっくりどうぞ。シャンプーとかは適当に使って。」
「おう。ありがとう。」
シャワーを浴びている間に食事を作ってしまおう。
スープとサラダを作り終え、
ソーセージを焼いているとバスルームの扉が開く音がした。
フレンチトーストを焼きたてで食べれそうだ。
焼き始めた時、
上条がリビングにやってきた。
髪が濡れいつもと雰囲気が違い、
ドキッとした。
「シャワーありがとう。いい匂いする。」
「もうすぐ出来るから…ソファに座って待ってて。」
サラダを持って振り返ると、
すぐ後ろに上条がいた。
「運ぶよ。」
そう言うと前髪にキスをしてから、
サラダをローテーブルへ運んでくれた。
もうっ本当にこの人は…
額に手を当て固まってしまった。
フライパンからジュージューと聞こえ
すぐに我に帰った。
「美味そうだなぁ〜!」
並んだ料理を見て上条が声を上げた。
「…ありがとう。冷めないうちに食べよう。」
上条はいただきます!と手を合わせ食べ始めた。味は大丈夫だろうかと心配しながら見てしまう。
「うん。旨い!!」
「良かった…」
「文の料理初めてだ〜。いつもお弁当持参してたから1回でいいから食べてみたかったんだよ〜」
そう言いながら、
次々と口に運んでいく。
「今日これからどうするの?帰るんでしょう?」
「そうだなぁ…一回帰って夜また来るよ。夕飯食べに行こうぜ。車出すから。」
「えっ…うん。わかった。」
上条は、よし決まり!どこにしようか?と楽しそうに笑った。