彼女のことは俺が守る【完全版】
海斗さんの強い言葉を聞きながら、本当なら私は頷かないといけないのだろう。でも、それが躊躇われたのは怖いからだった。あの時の痛みももう一度感じると思うと、言葉が詰まらせる。
この偽装結婚を受けた理由の一つが『元彼と元友達を見返すこと』。それが出来るのは人気実力派俳優である『篠崎海の婚約者』であるということを知らしめること。胸を張り、堂々と結婚式に参列することがある意味私の意地でもある。
誰もが羨む『篠崎海の婚約者』としての私はまだ心が付いて行っていない。海斗さんと話す度に私の中での海斗さんの存在が大きくなる。それを認めたくないという思いもある。
揺れ続ける思いは止まらなかった。
でも、あれから一か月も経ってないだから、私は気持ちの切り替えが出来てないのも事実でこれからどうしようかと迷うばかりだった。そんな私を見つめる海斗さんは穏やかな表情を浮かべていた。
でも、穏やかな表情をしながらも私に対する言葉には強い意思が宿っている。
「里桜は何も悪いことをしてないのだから堂々としていないといけない。結婚式も呼ばれたからお祝いに行くだけ。呼ばれたから行く。それが礼儀だろ」
「はい…でも、やっぱり怖い」
「里桜は俺を信じればいいだけだから」
「でも…」
「俺を信じて欲しい」
そんな海斗さんの言葉に私は頷いたのだった。
この偽装結婚を受けた理由の一つが『元彼と元友達を見返すこと』。それが出来るのは人気実力派俳優である『篠崎海の婚約者』であるということを知らしめること。胸を張り、堂々と結婚式に参列することがある意味私の意地でもある。
誰もが羨む『篠崎海の婚約者』としての私はまだ心が付いて行っていない。海斗さんと話す度に私の中での海斗さんの存在が大きくなる。それを認めたくないという思いもある。
揺れ続ける思いは止まらなかった。
でも、あれから一か月も経ってないだから、私は気持ちの切り替えが出来てないのも事実でこれからどうしようかと迷うばかりだった。そんな私を見つめる海斗さんは穏やかな表情を浮かべていた。
でも、穏やかな表情をしながらも私に対する言葉には強い意思が宿っている。
「里桜は何も悪いことをしてないのだから堂々としていないといけない。結婚式も呼ばれたからお祝いに行くだけ。呼ばれたから行く。それが礼儀だろ」
「はい…でも、やっぱり怖い」
「里桜は俺を信じればいいだけだから」
「でも…」
「俺を信じて欲しい」
そんな海斗さんの言葉に私は頷いたのだった。