政略結婚から助けてくれたのは御曹司様



「これからの俺を支えてほしい」



そう告げたのは一緒に暮らして半年が経った頃



驚いた顔の志津香
の、前には小さな四角いケースの中に
光り輝くダイヤの指輪



プロポーズだ




NOとは言わないのはわかっていた
けど、まだって返事もある
志津香の事を考えれば
まだ先の方がいいかも、と
考えなかったわけじゃない


会長や社長に言われたからじゃない
俺が、志津香を自分のものにしたかった


ただそれだけ
俺のワガママだ




『……後悔しませんか?』
『だって、私ですよ?陽介に捨てられて、それで赤城を倒産させてしまったんですよ?こんな私と結婚したら、斗真さんの評判が悪くなっちゃったら、ミカワの評判も悪くなっちゃうんですよ?』


『私…無理です。私のせいで斗真さんとミカワに迷惑がかかるなら、結婚しなくてもいい、いいから斗真さんの隣に居させてください』


そう言って頭をさげる志津香


あー…やっぱり志津香は可愛い
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