政略結婚から助けてくれたのは御曹司様
「志津香と出会ってから、一度だって気持ちが揺らいだけどはない」
そういうと、志津香は顔を上げてくれた
「これから先、俺は後継者として忙しくなる、仕事も忙しくって帰りが遅くなると思う。それに付き合いだってある、女の子がいる店にも行かなくてはならない時もある」
その言葉に、志津香はクスリと笑う
その顔を見れて、ホッとした
「けど、俺が生涯…この先愛するのも必要とするのも、志津香だけた」
「もう一度言う、これからの俺を支えとほしい。もちろん妻として」
言い終わる頃には
止まったはずの涙がまた
ポロポロ流れていて
けど、嬉しそうに、はい、と言ってくれた
隣で眠る志津香
左手の薬指には
つい先程渡したダイヤの指輪が輝いている
スヤスヤ寝ている志津香
寝顔を見ていたら
ふと、これで良いのかと不安になる
志津香は父親と堂本の事を
克服できたのだろうか、
もしかしたら、また無理をさせてしまってるのではないかと…
けど、俺のそばにいたいと
涙を流したのは、あれは本物
…そう願いたい
志津香の額にキスをし
俺も眠りついた