変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
ジューー、ジューーー

ん?

「いい匂い……」


翌朝、目覚めると、ベッドの中にいた。

リビングと同じように、モノトーンのスタイリッシュな空間。ライトグレーの掛け布団…

書棚に、経済専門書や英語で書かれたタイトルの専門書、小説がズラリと並んでる。

ここ、矢野さんの部屋だ。


昨日は、矢野さんと、リビングで芋焼酎を飲みながら、テレビを見てたわけで。ほろ酔い気分で………どうしたんだっけ?

頭を抱え込む。

「思い出せない…」


トントン…

控え目なノックの音。


はい……と返事をすると、扉の向こうから矢野さんが顔を出す。

「おはよ?朝ごはん出来たけど、食べる?」

バッ!と、ベッドから降り、

「おはようございます!たっ、食べます!」

カアァ…恥ずかしい。

「クスッ…二日酔いではなさそうだね」

と言い残して、扉を閉め行ってしまった。



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