変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
備品保管庫から帰ってきた私は、バックの中から手鏡を取り出し、自分の顔色を確認する。

たしかに、この頃の私は肌の調子が良くない。

矢野さんとお試し同居してた頃は、充実した食生活のおかげで、肌ツヤがもう少し良かったような気がする。

「瀬戸さんが鏡を眺めてるの、珍しいね」

今日も、キラキラと女子力全開の星野さんだ。
大きめの瞳がくるくると動いて、本当に可愛い女の人だ。

「顔色が悪いって言われてしまって…」

「ちょっと失礼な…誰に言われたのよ?」

星野さんが不機嫌な顔になる。

「あの、矢野さんに。さっき広報室で会って…」

星野さんの勢いにつられて、思わず本当の事を言ってしまった。


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