変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
俺の理性を総動員して、美咲の身体を離す。

「どうした?」

頬を染めた美咲が、涙目になりながら、

「矢野さん、ちょっとは加減してよ。こういうの、初心者なの!」


えっ?そうなのか?

じゃあ、葉山とは……


「そっか……おいで」

靴を脱がせて、美咲をソファに座らせる。目線を美咲に合わせ、彼女の肩をそっと抱きしめた。

「これからは、毎日、美咲と触れ合えると思うと、俺すげー幸せ。美咲には、いつも笑っていて欲しい。

この先、美咲が不安になったら、一人で抱え込まないで、俺に言えよ?一緒に考えよう」

コクンと頷く美咲。可愛いなあ。




俺が美咲の事を好きになったきっかけは、いつもクールな彼女が、美味しそうに定食を食べてる笑顔を見た時だ。

その笑顔をずっと守りたい。

「よろしくな。美咲」

そう言って、また彼女をぎゅっと抱きしめた。











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