居場所をください。



しばらくして学校が終わり

私たちは一緒に校舎をでた。


「あれ、今日のお迎えは長曽我部さんだ。

めずらしー。」


私たちは3人で車に乗った。


「お疲れ。美鈴、その手首なに。」


「あー、転びました。」


「転ばされたんだろ。

しかも同じ事務所のやつだよ。」


隼也がいった。


「誰。俺知ってるやつ?」


「まだデビューすら決まってないから

知らないんじゃない?」


「じゃあ名前かいといて。

俺が後片付けするわ。」


後片付けって……………。


「それよりお前らみんな2時間くらい空くだろ。

どうする?会社帰るか?」


「ほかに候補あるわけ?」


「自主練とか。」


「スタジオどっか開いてんのかな。」


「さぁ。」


さぁって。


「あ、俺んち来る?俺仕事あるけど。

美鈴の歌は歌えねーけど

二人の演技なら出来んじゃん。」


「じゃあそうする。静かだと台本も読めるし。」


……………私だけ暇じゃん。

少し寝よっかな。


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