居場所をください。
そして混雑してるというのに
私たちが注文したたくさんのどんぶりたちは
わりとすぐに運ばれてきた。
「美味しそう。
長曽我部さんの海鮮丼も
少しちょうだい。」
「はいはい。」
とりあえずみんながのが揃うまで
写メを撮っておく。
「SNSいい?」
「許可とったからいいよ。」
「よかった。」
あとで載せよーっと。
ついでに小林くんとも写真とってもらおう。
SNSより先に栞奈に送ろ。
「みんな揃った~?」
「揃った。」
「じゃあ食べよ!
いただきまーす。」
私がそういえばみんなも手を合わせ
食べ始めた。
「ふふ、美味しすぎて笑っちゃう。」
スッゴい美味しい。
安いのに。
本当に本当に東京で食べるのとは
ぜんっぜん違う。