居場所をください。
それから私は一人で一高に向かって歩き、
今下校する生徒がちょうど多い時間なのに
私は校門のところで一人で立っていた。
当然、同級生にも下級生にもバレバレ。
こんな露出度高い服着て、高いヒールをはいて
つばの広い女優帽をかぶり、
サングラスをしている芸能人オーラ
たっぷりの私じゃバレバレ。
ここにいるのも何度目かわからないしね。
「あの…五十嵐美鈴ちゃんですよね?」
おぉ、声かけられたのは初めてだ。
「そうだよ。」
どう見ても後輩ちゃんな女の子達が
私なんかを見て喜んでくれる。
同級生なんかはそんな私を見て
鋭い視線を飛ばしてくるのに。
………で、なぜか私の周りには
あっという間に人だかり。
一人がよってくると一気に増えるんだよね…
「五十嵐ー…お前はここでなにしてんだ!」
そこに先生登場。
前私の担任をしてたからやっぱり遠慮がない。
「先生久しぶりだねー。」
「近所迷惑になるから
いるなら敷地内に入れ!」
「そんな怒ったら血圧上がっちゃうよー?」
「余計なお世話だ!
つーか何してんだよ。」
「高橋待ってるの。高橋呼んできてよー。
高橋きたらすぐ行くから。」
「………わかったよ。
連れてくるからそしたらすぐ帰れよ?」
「うん、ありがと!」
…やはり迷惑になっていたか。
こんなところで私の評判悪くできないし
高橋早く来てー。