居場所をください。
「で、どこ行く?」
「もんじゃ屋さん~。
前に隼也と撮られたところ。
あそこめっちゃ美味しいし、すぐそこだから。」
「へぇ、もんじゃか。
たまにはいいな。」
いつも焼き肉だからね。
たまには違うものが食べたくなったから。
もんじゃもかなり久しぶりだしね。
でもこの時間は高校生多そう。
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「で、その格好はどうしたんだよ。」
堤防を作り、もんじゃを作りながら
高橋が聞いてきた。
「………これ、どう思う?」
「随分美鈴らしくねーな。」
「似合ってない?変?」
「そんなことはねーけど」
「実はさぁ、この服をめぐって
一昨日貴也と喧嘩したの。
仕事以外でそんな服着るなって。
私これ結構気に入って買った服なのに
そんな服って言われたのもむかついたし、
貴也に少しでも女としての
魅力をわかってもらおうと
努力した結果、これなのね。
なのにその言われようで悲しくなって
プチ家出中。」
「はぁ?くったらな」
「くだらなくないよ!
本当むかついたんだから。」
「だから、美鈴はなんもわかってねーんだって。」
「は?」